がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ジムのカラーリング
 バンダイ公式なのに何故か準公式化しないV-MSVに、こんな記述があります。

○ジェムズガン宇宙艦隊所属機(赤・白のいわゆるジムカラー)
 地球連邦軍汎用量産型MS、ジムの伝統を受け継ぐカラーリングである。ただし、実践向けのものではなく艦隊の儀礼用に小数が塗り換えられたにすぎない。

 なお、ジャベリンにおいても同じカラーリングの機体が宇宙艦隊所属機とされており、またそれが「伝統を受け継ぐ」「儀礼用」というキーワードと繋がっていることから、かなり長い間、赤と白のジムカラーは宇宙艦隊所属機の伝統のカラーとして受け継がれてきたことと考えられます。
 ただジャベリンには儀礼用という記述がないため、「すでにこの時代では儀礼用にのみ使用されているカラーだった」のか、「ジェムズガンにおいては儀礼用として運用されただけ」なのかはわかりません。ジェムズガンが宇宙用として使用されたのがごく限定された時期だけだっただけに、性能よりも最新型という箔が欲しかったために、ジャベリンが配備されるまでジェムズガンが一時的に宇宙艦隊の式典用に配備されただけ、だった可能性もありますからね。

 いずれにしても、UC120年以降にも残っているほど、ジムのカラーリングは宇宙艦隊所属機の色として印象付けられていたことになります。となると、それ以前の時代の、赤・白で塗られたジム系の機体は、宇宙艦隊配備機だった可能性が高い、ということに。

 といっても、一年戦争においては、地上のジムも赤・白カラーだったりすることが多かったので(公式映像作品に限ると、純粋な地上部隊配備のジムというのは出てきていないので、なんとも言えませんが)、当初からこのカラーリングが宇宙艦隊配備機のものとして定められていたものではないと思われます。
 むしろ、星一号作戦に配備されていたジムがみんなこの色だったことが、その後の慣例化に繋がっただけという可能性のほうが高いのかなと思います。戦後で考えると、ジム改の赤白カラーはやはり宇宙艦隊の配備機でしたね。

 ここで気になるのが、ジムIIの赤白カラーです。一般に、このカラーリングのジムIIは「ティターンズ仕様」と言われています。しかも配備先は宇宙艦隊だけではなく、グリプスの守備隊だったりもしました。
 これは、この時点でもまだ赤白カラーが宇宙艦隊配備機であるという法則となっていなかったのか、それとも、単にティターンズが宇宙艦隊から接収したジムIIを別のところに配備していたのか、はたまた劇中のグリプス守備隊自体が実は元宇宙艦隊所属だったのか、判断が難しいところです。
 そもそも赤白カラーのジムIIが全てティターンズ配備機だったかどうかも怪しいところなのですが、逆に緑に塗られたジムIIは全てエゥーゴ機だったと考えて間違いないと思われます。元々宇宙艦隊所属で、赤白に塗られていたものも、緑に塗り替えられたのでしょう。
 また、この時代ですでに赤白カラーが宇宙艦隊配備機(及び一部のティターンズ配備機)だけだったとするのであれば、青いカラーのハイザックは、宇宙艦隊の配備機ではなかったことになります。むしろ地上軍の機体だったのかもしれませんね。後で宇宙に出てくるティターンズ配備の青ハイザックは、地上から接収した機体だったとか。更に言えば、エゥーゴにハイザックがほとんど配備されていなかったのは、ハイザック自体が(ティターンズを除く)宇宙艦隊にはほとんど配備されなかったからだと考えることが出来ます。

 なお、アナハイムにおける赤白カラーはまた違う意味のようなので、宇宙艦隊とは関係ないでしょうね。微妙なのはバージム。アナハイム製だけどRGMナンバーなのでやっぱり宇宙艦隊配備機なのかも。つーかそもそもバージムの色設定ってGジェネオリジナルか?
 Gジェネオリジナルといえば、赤白カラーのジムIIIもGジェネでしか見たことないですねぇ。逆シャアのカラーだっけか?ヌーベルジムIIIは、センチネルカラーの補正がかかってるけど、一応赤白ですね。あれも宇宙艦隊配備機でした。

 逆シャアの時代になると、わけがわからなくなってきます。最新鋭の量産機であるジェガンが全身緑色なんですねぇ。あれは独立部隊であるロンド・ベル配備機だから普通の宇宙艦隊とは違うんだ、とも考えられますが、F91の時代になると一般の部隊もあの色だし。
 どうもこのあたりから、赤白=宇宙艦隊カラーという図式が崩れてきたような気がします。でもジェガン重装型は赤白なんですよね。あれは一般の宇宙艦隊に配備されていたのかな。逆シャア時代においては、まだ標準塗装が赤白で、ジェガンの緑色はそれ以外の特別な部隊のカラーということだったのかもしれません。そのずっと前に、ジムカスタムが似たような色で塗装されてますし。やっぱりエース部隊とか、独立部隊とかの色なのかな。

 F91時代においては、フロンティアサイド配備のMSくらいしかまともに量産機が登場しないので、はっきりしたことはわかりません。ただ、V-MSVによるとジェムズガンのコロニー守備隊仕様がUC130年頃までヘビーガンと同じ色だったとされていますので、ヘビーガンのクリーム色(V-MSVにおいてはライトグリーンと表現されていますが)はコロニー守備隊のカラーであった可能性が高いですね。F91劇中の機体も、コロニー内の配備機でしたし。
 となると、同じくコロニー内にあったジェガンは何故緑色だったんだという話になってしまいます。ここはちょっと謎ですね~。たまたま独立部隊がフロンティアサイドにいて、その配備機だったってのはさすがに苦しいですし。

 とりあえず、一年戦争後~第二次ネオジオン抗争あたりまでは、
赤白=宇宙軍(艦隊配備:戦略戦術大図鑑でいう独立機動軍)
 青=地上軍(グスタフカールも青でしたね、そういえば)
 なんていう大まかな色分けがあったのかなと思ったり。コロニー守備隊はジムコマンド色→ヘビーガン色という変遷があったのかも。ジェムズガンでまたジムコマンド色に先祖がえりしますが。コロニー内では黄色がかった色が好まれたんですかね~。
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コメント
コメント
>赤白カラーのジムIII

何故か、ヨーロッパ/アフリカ戦線のジオン残党狩り部隊に確認出来る罠(w
寄せ集め部隊だったからかな?
ジム索敵型も赤/白だしなぁ。

出典:アドバンスドOP/リターンオブジオン
2008/09/16 (火) 22:06:04 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
イラストの仕事をしているので、MSの色・塗装に関してはとても興味があります。
MSって色で全然イメージがかわりますよね。
とりあえず赤かったら強そうなのはシャアの刷り込みなのだろうか。

SEEDのMSは色がコロコロ変化するので困りました。色によるMSへのイメージができにくい。
2008/09/17 (水) 09:17:55 | URL | 通行人 #jDCNsbos[ 編集 ]
>とっぱさん
ペガサス級の配備機だったなら宇宙から降りてきたとかこじつけられそうですけどね。
まぁ、寄せ集めだったってことで・・・。

>通行人さん
ロボットにとって色というのはかなり重要な要素ですよね。
形が同じでも黒いだけでカッコよく見えたり…。

SEEDのガンダムの場合、フェイズシフトの電圧の具合で色が変化するという設定もあるんで、
あれはあれで色に別の意味を見出せて面白いですけどね。
2008/09/18 (木) 00:01:59 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
グリプスのGM? について
おひさいぶりです。
 赤白のGM? についてですが、あれは一般の連邦軍カラーだと思うんですが。
 最近の本でどのように書かれているかはよく知りませんが、当時の資料ではたいていそう書かれていたと思います.
 ガンダムマーク? 強奪時に応戦した部隊はサイド7のコロニー守備隊です.搭乗しているパイロットのノーマルスーツもティターンズの黒系ではなく、一般連邦軍パイロットの青系です.
 ルナツー所属のボスニアがティターンズの指揮下に入って行動を共にしたようにサイド7の守備隊もティターンズの下請けをさせられていただけだと思います。もっとも、新約では正式にティターンズに編入されちゃってますけど、ボスニア.
 物語の中盤以降、おそらくティターンズが連邦軍の実権を掌握した時点で正式に編入された部隊もあったのではないでしょうか.ガルバルディもライラ隊と同じ連邦カラー?のままティターンズでも運用されていたので、GM? も同様にティターンズに正式編入後も連邦軍カラーのまま、運用されていたということではないでしょうか.       
それにしても連邦軍はGMをどうしてあんな目立つ色に塗っちゃたんでしょうね.自分でも考えてみましたが、1年戦争当時はパイロットの練度がおしなべて低かったので同士討ちを避けるためだったのかなあくらいしか思いつきません.これも劇中の描写をみる限り、たとえミノフスキー粒子下であっても戦闘空域くらいの範囲なら敵味方識別信号が有効ぽいので可能性としては低いのかなと思います.
2008/09/18 (木) 03:48:33 | URL | 旧人類 #2.fBOm0Q[ 編集 ]
ちょっと、GMのカラーが一般の連邦軍カラーだとする資料は見たことがないです。
赤白カラーがティターンズ機である、という記述なら「Zガンダム大事典」などに見られますが。

ただ、本当にティターンズ機だけのカラーであれば、
それこそティターンズカラーに塗られるでしょうし、
それ以前は普通の連邦軍のカラーとして使われていたわけですから、
仰るように「ティターンズに正式編入後も連邦軍カラーのまま、運用されていた」ということなんだと思います。

カラーリングに関してですが、宇宙空間では熱を吸収しない白の方が都合がいい(だからスペースシャトルは白い)ということだそうなので、
そんなに問題ないのではないか、と最近は思っています。
むしろ黒の方がやばいんでないかと思ったり。
2008/09/19 (金) 10:57:26 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
星を継ぐ者
 「劇場版Zガンダム星を継ぐ者」の公式サイトでも赤白のGM? はティターンズではなくしっかり連邦軍所属機のところに紹介されているのでまず間違いないと思いますが。
 当時の資料が現在ほとんど手元に無く、確認できない状況であまり断定的なことはいえませんが、当時定期購読していた「模型情報」、「ホビージャパン」「ニュータイプ」やその関連ムックでは、ほとんど連邦軍機として紹介されていたと思うのですが。多分ティターンズ機としてる資料の方がミスだと思います.
 まあ、ティターンズ所属機とミス表記してしまう気持ちもわからなくはないですけど、
 冒頭のグリププスのシーンにしても、さんざんティターンズの基地がどうのと言った後にGM? が応戦に出てくれば、ノーマルスーツの違いに目がいくまえにティターンズ機だと思い込んでしまっても無理ないですから。
 ただストーリー冒頭のティターンズと連邦軍の関係性もほとんど語られていない時点で、わざわざティターンズであるジェリドやエマたちと、GM? のパイロットのノーマルスーツを違う色にするというめんどくさいことをしている以上そこには当然明確な演出意図があるわけで。もしGM? のパイロットもティターンズ所属とするなら、ジェリドたちと同じ黒いノーマルスーツにした方が楽でしかもわかりやすいですから。
 それからカラーリングについてですが問題にしているのは白ではなく赤の方です.  要するにあんなの兵器の色ではないだろうと.
 ジオン系MSの赤系塗装は一部でいわれているプライマーカラー説でまだ逃げれないこともないですが、GMの赤はそれとは違うでしょうし.
2008/09/20 (土) 17:41:10 | URL | 旧人類 #2.fBOm0Q[ 編集 ]
その後、確かに赤白のジムIIを連邦軍カラーとする資料も確認できました。
結局のところ、正解が作中に明示されていない(ジムIIのパイロットがティターンズのノーマルスーツを着ていないというだけでは、明示とは言えませんので)ために、各媒体で判断が分かれてしまっている、ということなのだと思います。
カラーリングからすれば正規の連邦軍機と思えるけど、
劇中に明らかに正規軍と思える部隊がジムIIを運用しているシーンがなかった、という現実がありますからね。
もっとも、劇場版の公式サイトで紹介されている以上、
今は正規の連邦軍所属機(グリプスにいた機体も?)ということになるんでしょうね。

いずれにせよ、ジムIIはZガンダム劇中当時ではすでに旧式化しているということですので、
配備数自体もそんなに多くないことが、
目撃例が少なく配備状況が分かりづらいという原因にもなっているようですね。

カラーリングについては、赤という塗装はグリプス時代には一般化していますので、
決してあり得ない塗装ではなかった、と考えるしかないと思います。
理屈はいろいろとこじつけられますし、
地上戦はともかく、宇宙戦において色というものがどれほど重要だったかどうか、というのは、
実際に宇宙で高速戦闘をやってみないとわからないものでしょうから。
2008/09/21 (日) 21:52:46 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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あ~、別にやましいビデオではなく(笑)、機体塗装史料のない RG-78AV/79
2008/09/24(水) 03:24:47 | 新訳・偽かげろう日記
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