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ガルバルディは本当にMS-Xだったのか
 ガルバルディについて、どうにも腑に落ちないことがあります。MS-Xの機体は全て、形式番号が欺瞞のもので、本来のナンバーではないという設定なのですが、ガルバルディのMS-17という形式番号は、どうも欺瞞ではなく本来の形式番号のように思えるからです。
 実際、MGインストではMS-17計画というものがあり、大戦末期にはすでに生産ラインが存在していたかのような記述もありますし、この機体だけMS-17A、MS-17Bといったバリエーション機が存在します(まぁ、ギガンにもリックギガンというのがありますが…)。
 もしかしたら、ガルバルディは当初はMS-Xとしてカテゴライズされていなかったのが、後からペズンで他のMS-Xと一緒に発見されたから同列に扱われているだけなんじゃないか、あるいは開発当初はあくまで通常の開発計画上だったのが、最終的にMS-Xに組み込まれただけなんじゃないだろうか、と思い当たりました。とにかく、ガルバルディが他のMS-Xと同列かどうか、疑問に感じたのです。

 とりあえずいくつか資料を当たってみると、とんでもない記述に出くわしてしまいました。

 EBのMS大図鑑一年戦争編では、アクトザク、ペズンドワッジ、ガルバルディが、ゲルググとギャンと同列のMSであり、この中から次期主力MSとしてゲルググが選ばれたと解説されているではありませんか。これは、いくらなんでもあり得ない話です。アクトザクは元々「ゲルググの次の主力候補」という設定がありますし、そもそもガルバルディはゲルググとギャンの後継機なので、同列になるはずがありません。
 ただ、アクトザクは当初ゲルググの前身の機体の1つだったという記述もありますし、それを考えれば、ゲルググがリックドムと同列だったのが先送りになったように、アクトザクやガルバルディが、当初はゲルググと同列だったのが先送りになり、その次の主力候補になったと考えることは不可能ではありません。
 それでも、ゲルググ・ギャンの後継機であるというガルバルディの設定がネックになります。もし、この機体がゲルググ・ギャンと一時は同軸上にいたとしたら、これは当初からその折衷機として設計されていたか、あるいは初期段階ではゲルググともギャンとも無関係の別の機体だったと考えるしかありません。
 そこで思い起こされるのが、ガルバルディが当初は大気圏内での飛行を目的とした機体だったという設定があることです。これも同じMS大図鑑一年戦争編の記述なのですが、もしこの設定が本当だったなら、とてもガルバルディがゲルググ以降の主力候補として開発されていたとは思えません。
 一方で、Bクラブ71号のMS-Xの解説では、ガルバルディは「宇宙用高機動型MS」と説明されています。これは、EBにおける宇宙用ガルバルディ、MS-17Bのことを指していると考えられます。だとすれば、一般にMS-Xにカテゴライズされているガルバルディは、MS-17Bだったということになるのです。
 となると、アクトザクが当初はゲルググの前身だったように、ガルバルディも、MS-Xとなる前は単なるギャン飛行試験型かなんかだったと考えることも出来るのです。グフ飛行試験型もYMS-07ベースですし、試作機しかないはずのギャンベースであってもOKなのです。
 つまり、一般に知られているガルバルディは、ギャン飛行試験型の推力を宇宙での機動用に転換し、ゲルググのパーツを多く流用することで生産性を高めた機体だったということです。この再設計生産型をMS-17Bとし、ギャン飛行試験型を直接改修した試作機をMS-17Aとしていたと考えれば、無理矢理ではありますがつじつまは合わせられます。
 この考え方でいくと、ペズンドワッジもなんらかのベース機があったと考えられ、それが実はドワスだったんじゃないか…なんて考えることも出来るのです。

 1つ引っかかるのが、この考え方だとMS-17が欺瞞番号ではなく、当初の計画から存在していた番号であるように思える、という疑問の回答にはなっていないということです。当初のMS-17は単体飛行型MSの開発計画であり、MS-XにおけるMS-17は宇宙用高機動型MSとしての番号であるとすればすんなりいきそうですが、そうなると今度はギャン飛行試験型が、MS-15HとかじゃなくてMS-17のカテゴリに入っていたことになってしまうんですよね。
 つじつまを合わせるなら、MS-17という飛行型MSの先行実験機(MS-09におけるMS-07C-5のような)としてギャンの飛行試験型があって、それがうまくいけば本来のMS-17が改めて開発される予定だった…ということでしょうか。
 ここで思い出されるのが、YMS-18が本来は飛行型MSとなる予定だったという設定があること(モデグラの俺設定ですが)。これが、本来はYMS-17となるはずだったところが、YMS-18にスライドして、空いたところに宇宙用ガルバルディが入ったとすれば、17と18の両方にMSの単体飛行という設定が存在していることも整理できてしまったりします。あれ、意外と綺麗にはまった(笑)

 つまりケンプファーのベース機はギャン飛行試験型で、実はギャンの発展型だったと(笑)。いやグフの発展型がドムというには言いすぎなように、直接的な設計ベースではないでしょうけどね。
 まとめるとこうなります。
(1)MS-07Hで失敗したMS単独飛行を実現させるための、MS-17計画が立案される
(2)MS-17計画の実験機として、YMS-15の1機を改修したMS-15H(仮)が開発される。
(3)MS-15H(仮)と平行してYMS-17が開発される。
(4)MS-15H(仮)、YMS-17、満足なデータを取れないうちに、戦局の変化により実験が中断される。
(5)ペズン計画にMS-15H(仮)が採用され、ガルバルディという宇宙用MSに改修されることになる。
(6)ガルバルディ用の番号としてMS-17が採用される。
(7)計画が変更されたYMS-17はYMS-18に計画がスライドし、強襲用MSとして再設計されることになる。
(8)完成したガルバルディは量産が決定。生産性を改善したMS-17Bが開発されるが、試作機が完成する前に大戦終結。アクシズに輸送される。
(9)連邦軍、小惑星ペズンでMS-17Bのデータを得る。これをベースにRMS-117を開発。

 とまぁ、こんな感じでいかがでしょうか。かなり暴論を重ねたため過程には問題ありですが、結果は割とすっきりしたのかなと。とりあえずケンプファーのようなスラスター配置で、かつガルバルディの面影のある、ギャン飛行試験型"ガルバルディ"というのが妄想MSの1つに加わりました(笑)
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ザクスピードの計画がいつごろ始まって試作機が完成したのかが気になりますね…。
G-3云々言ってるからソロモン戦あたりでしょうか…
2008/09/04 (木) 23:08:59 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
MS-Xの中で、ガルバルディだけが、主力機っぽい感じであるのは仰る通りですよね。

アクトザクがザクの集大成だとしても、ジオンの科学力の結晶はガルバルディなんじゃないかな?と思わせるのは、恐らくガルバルディβがUC0087に活躍しているからかもしれませんが(笑)

YMS-15、YMS-14に続くMS-16はジオングが登録される予定になっていたこともあり、明らかにガルバルディはMS-Xというよりも、次期主力MSとして開発された系譜がみえますね。

あくまで、次期主力MSとして開発されていたが、ジオニックとツィマッドの共同開発によるため、ペズンで開発を行っていた……ということなのかもしれませんが。

MS-Xというにはちょっと主力機っぽさが、不思議なMSですね(^^)
2008/09/05 (金) 14:07:30 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
>ケンプファーのようなスラスター配置で、かつガルバルディの面影のある、ギャン飛行試験型"ガルバルディ"

今月号のHJに、ソレっぽいガルバルモドキなゲルググが載ってますが(笑)
ゲルググD型(ハンニバルゲルググのノーマル初期型)にギャン飛行試験型"ガルバルディ"のパーツを転用したとか(w
2008/09/05 (金) 20:43:25 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>コンラッドさん
確かに、あれは時系列がよくわからないんですよね~。
ザクスピードが実戦に投入されたとき、すでにジムが一般配備されていたんで、
11月末~12月であることは確かでしょうけど。

>陰鏡さん
全てはガルバルディだけ改良型が量産されていたというZガンダムの設定と、
それに整合性を与えるためにA型B型の区別を与えたのがいけなかったんですけどね(笑)

飛行試験型だったという設定と、主力機っぽさが矛盾するんで、
そこがMS-Xかそうでないかの違いになるんじゃないか、と思ったわけです。

>とっぱさん
あー、そう見ようと思えば、見えなくもないですね(笑)
実はあのガルバルディ系の脚部は、ガルバルディ用に開発されていたわけではなくて、
元々ゲルググD型用だったものがガルバルディに流用されただけだったのかも…。
2008/09/07 (日) 13:48:34 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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