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がんだまぁBlog: 20060312
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ガンダムサイト「M.S.Classify」管理人のガンダムネタだけを語る日記です。
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参加型小説「機動戦士ガンダムSEED lostgenetics」EpisodeA-11前編更新!
Zガンダムの「何故」を考える2 「カミーユは何故エゥーゴに参加したか」
2006年03月12日 (日) 17:51 | 編集
 動機は衝動である。本来、彼はアムロと同じ立場であり、攻めて来るエゥーゴに対しガンダムに乗るのが普通の物語の流れである。が、彼はティターンズに対して攻撃を行う。それは、尋問したMPに仕返しをするためである。この時点でカミーユは周囲の状況を見えておらず、ただ一時的な衝動でガンダムに乗っただけなのである。元々ティターンズに反感を持ってはいたが、だからと言ってエゥーゴのことを知っていたわけでもない。ただ、ティターンズに対して攻撃をしてしまった時点で、彼はエゥーゴに付く以外なくなる。それ以外の選択肢は逮捕しかないからだ。いわば、彼は衝動的に殺人を犯してしまって逃げるしかなくなる犯罪者と立場が同じなのである。ジオンがサイド7を壊滅させたように、エゥーゴがグリプスのティターンズを完全に潰してしまえば他の可能性もあったが、かつての開発中だったサイド7と違い要塞化が進んでいるグリプスはそう簡単に攻め落とせるものではなかった。
 かくして、カミーユはエゥーゴに身を投じるほかなくなってしまう。ただし、彼の両親はティターンズの関係者であり、ある程度酌量される可能性もあった(本当にわずかだが)。17歳の少年にとって帰る場所は家庭以外になく、彼の居場所の選択肢はエゥーゴか自宅かしかなくなるが、両親がいなくなったことで彼は完全に孤児となってしまうのである。シンタやクムと立場は変わらない。ただ、彼はガンダムMk−IIを操縦でき、エゥーゴ側はアムロの再来なのではないかという希望をもって、MSパイロットに任命する。他に居場所のないカミーユに拒否権はなく、毎日食っていくためには戦うしかなかった。
 つまり、カミーユにとってエゥーゴ(アーガマ)とは家そのものなのである。アムロにはまだ母の元に帰るという選択肢もあったが、カミーユにはもう戻る場所がなかったのだ。
 また、アムロは一年戦争という生きるか死ぬかの状態であり、必死に戦うほかなかった。が、カミーユの場合、確かに戦闘状態にはあるが、いつ死ぬか分からない逃避行ではなく、その気になれば逃げる余裕などいくらでもあった。なのに帰る場所がないからそこにいざるを得ないというのは、精神的にかなりのストレスになっているはずである。当然、心の支えが必要となる。本来まだ両親の支えが必要となる年齢である。元々両親にさほど構ってもらえなかったカミーユは、間違いなく大人の精神的な支えがなければ生活できない状態になっていたはずだ。が、それを見つけることが出来なかったのが旧訳のカミーユであった。
 新訳のカミーユは、甘えさせてくれるレコアと共に戦ってくれるクワトロがいた。アムロも頼れる先輩だった。だから、ある程度安心感をもって戦うことが出来たのではないだろうか。フォウを失ってからもエマとうまくコミュニケーションを取れているし、ファも旧訳のような自分勝手な行動ばかり取る女ではなくなっていた。誰にも拒絶されない余裕が、新訳と旧訳のカミーユの決定的な違いである。好意的な接し方を受けることで自分も好意的になり、そのプラスの連鎖が彼を健康にしていく。つまるところ、元をたどれば両親を失った後のカミーユの周囲の人間の接し方にあったと言える。

以下は、TV版の、フランクリンを失った後のカミーユ達の会話である。


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