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グレミー軍とシャアのネオジオンのMS供給事情
 シャア率いるネオジオンのMSは、全てアナハイム・エレクトロニクスからの提供ということになっています。アナハイムは連邦軍向けのMSは主にフォン・ブラウン工場で製造し、ネオジオン向けのMSはグラナダ工場で製造していたとされています。
 一方で、シャアが率いる以前のネオジオンについても、アナハイムの関与が仄めかされているMSがいくつかあります。シュツルム・ディアスはアナハイムからネオジオンに提供されていたことになっていますし、バウは明らかにZ計画系のデザインを継承しています。またグレミー軍のみが運用したドーベン・ウルフはアナハイム系のMSではないものの、連邦製のガンダムMk-Vをベースとしており、グレミーの反乱自体に連邦軍やエゥーゴ(あるいはビスト財団)が関わっていた可能性さえ考えられます。
 この観点から、グレミー軍のMSは、単にハマーン軍から分裂した戦力だけではなく、シャアのネオジオンのように別に供給を受けていた可能性もあるのではないか?ということについて考察してみようと思います。


 まずドーベン・ウルフについてですが、これはサイコガンダムMk-II含めたローレン・ナカモトの研究成果を引き継いでいるものと思われます。しかしガンダムMk-Vと基礎構造を同一にする機体を複数生産しているあたり、純正ネオジオン製のMSとは考えにくいものがあり、その後シルヴァ・バレトとしてアナハイムが改装していること、その改装に元オーガスタ研究所のスタッフが参加しているということ、そもそもオーガスタ研究所とアナハイムは当時から交流がありそうなこと(アナハイム製Mk-IIIをベースにオーガスタ製Mk-IVを開発)などから考えると、そもそもMk-V・ドーベンウルフ系のMSには最初からアナハイム系の技術が使用されていると推測できます。そのため、ドーベン・ウルフの生産にはアナハイム系の企業が関わっている可能性が考えられます。同じくインコムを装備した量産型サイコガンダムについては、ティターンズ発注ながらアナハイムが生産していたことになっているため、あり得ない話ではありません。
 また、バウについては量産機も反乱前から配備されていたMSではありますが、グレミー指揮下以外の部隊での配備はあまり確認されていません。試作機の改良・運用にはグレミーが直接関わっており、量産化についてもグレミーが主導した可能性が高いと言えます。そしてその外観がZ系に極めて似通っているということを考えると、グレミー側とアナハイム側には何らかの接点があり、バウの量産についてもアナハイム系列の企業が関わっているのではないかと考えることは十分に可能です。
 量産型キュベレイやクィン・マンサについては、アクシズ純正である可能性の方が高いと言えますが、基本的にハマーンを通さずグレミーが独自に計画を進めていた節があり、その量産化等にはアナハイム系の協力があった可能性は十分に考えられます。アクシズだけでは、キュベレイの量産は困難であったとも考えられますし、シャアのネオジオンにおいては、ヤクト・ドーガやサザビー、α・アジールといったニュータイプ用の戦力もアナハイムが開発しています。グレミー側がアクシズのニュータイプ技術を提供する見返りに、キュベレイやクィン・マンサの製造を委託していたという可能性もあるのかなと思います。

 このように考えると、グレミーはアナハイムへの協力を取り付けることで、ハマーン側にはない独自の戦力を構築し、それに加えて元々のハマーン軍の軍勢の一部を自軍のものとした上で、反乱を企てていたと考えることができます。それは、シャアがアナハイムからの供給に戦力を依存していたことと似ています。
 シャアのネオジオンがアナハイムからの戦力供給を可能としたのは、もちろんアナハイムが私企業であり相手を選ばないスタンスであることもありますが、シャア自身がかつてクワトロ・バジーナとしてアナハイムにガンダリウムγをもたらすなど、アナハイムに多大な貢献をした貸しがあったことが大きかったものと考えられます。だとすれば、グレミーとアナハイムの接点はどこにあるのでしょうか。

 アナハイムは、エゥーゴにMSを供給していましたが、一方でアクシズには対ティターンズの戦いにおいて貸しを作っていました。それがゼダンの門での戦闘であり、この戦いの後メラニー自らがハマーンに頭を下げに行っています。このことから、そもそもアナハイムは何らかの形でハマーンと協力関係を結んでいたものと思われます。つまりこの時点ですでにアナハイムとネオジオンは繋がっており、シャアのネオジオンの時と同様、戦っている両軍に対し戦力を供給することを可能としていました。しかし、連邦軍に対してはまだアナハイムの兵器を独占供給するには至っておらず、またネオジオンも独自に戦力を構築しており、アナハイムのMSを供給する余地はそう多くありませんでした。バウなどは、ネオジオンの次期主力機候補のひとつとしてアナハイム側が提示した案だったりしたのかもしれません。しかし当時のネオジオンは、どちらかというと純ジオン系MSのリバイバルの機運の方が強く、ドライセンやザクIIIなどのMSが開発されていました。アナハイムの連邦系技術が使われたMSの評価は、さほど高くなかったと考えられます。しかし、そこにグレミーが興味を持ち、優先的にアナハイム関連の技術を重用するようになったとしたら、展開はやや変わりそうです。
 つまりネオジオン内でもアナハイム系・非アナハイム系の争いが起きており、基本的には非アナハイム系が主流だったものの、グレミーがアナハイム系を支援したことにより、ネオジオン内での潮目が若干変わり、その延長線としてシャアのネオジオンがあったのではないか、と考えることができるのです。

 もっとも、当時のアナハイムの最大の目標は、連邦軍へのMS独占供給であったと考えられます。そのため、最終的には連邦軍が勝利してもらわないと困り、ネオジオンが優位になるのは避けたいと思っていたでしょう。そのためにも、エゥーゴのガンダムチームを戦術レベルでの必殺の戦力として残しておき、ネオジオンでは反乱分子側に戦力を提供することで、内部分裂を狙ったとも考えられます。その反乱分子側が勝利すれば、戦力の供給もアナハイム側でコントロールすることが可能となりますしね。
 一方のグレミー側は、なんとしてもハマーンから主導権を奪いたいわけで、そのために独自の戦力が必要であったことから、アナハイムの協力が必要だったのかなと思います。

 ギラ・ドーガはハマーン時代から開発されていたとする記述もありますが、その片鱗は見られていません。もしかしたら、グレミーが勝利していればアナハイムが供給する予定で開発されていたものだったのかもしれません。そのグレミーが死亡したため開発計画も闇に葬られ、シャアのネオジオンと組んだ際に計画が復活したというのもあり得そうです。
 そもそも、シャアのネオジオン向けMSはグラナダで生産されていたわけですが、当時のグラナダは未だエゥーゴの本拠地であり、ブライトが編成していた艦隊もそこに集結していました。そのためグレミー時代にギラ・ドーガのプロトタイプが開発されていたとしても、それがグラナダで開発されていたとは考えにくそうです。グラナダ製のギラ・ドーガにはマラサイの面影がありますが、おそらく第一次ネオジオン時代のドーガタイプには、マラサイの面影はなかったんじゃないかなと推測できます。
 また、そもそもこの時点でのネオジオンがアナハイムと関わっていたとしても、エゥーゴがメイン顧客であった当時は表立って大きなアナハイムの工場を使用することはなかったのかなと思います。あくまでも設計開発や部品供給の支援をしていただけで、直接の製造はせいぜいアナハイムの下請けレベルの企業が行っていたのでしょう。アナハイムの元ジオン系技術者が、アクシズに合流したというような説もありますし、シャアの時ほどの直接的な関与はしておらず、それゆえに設定上もアナハイムの具体的関与が出てくることはなかったのかなと思います。

 このように考えると、ZZ時代はガンダムチームに戦わせておく裏で、アナハイムはエゥーゴとグレミーを使って巧みにハマーン側勢力の瓦解を狙っていたとも推測できます。もしかしたら、シャアがそこに関わっていたのかもしれませんね。かつてガルマをだましたように、グレミーも手玉にとっていたりしたのかもしれませんよ。
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グレミーは演説で大義を語っていますが、実際はコロニーや地球を任せるという餌で釣っているように見えます。マシュマーやキャラのようなハマーンの子飼いの士官が重用されるネオ・ジオンで、グレミー軍に参加した部隊はサイド3ではなくアクシズに駐留したハマーンから遠い人たちなんでしょうね。
ラカン・ダカランはダブリンのコロニー落としまではかなりハマーン寄りの人間に見えましたが、グレミー軍に参加しているので、アクシズでドーベンウルフを受領する時に餌で釣られてしまったんでしょうか(笑)
どうも自前で用意したニュータイプ部隊以外寄せ集めのようなグレミー軍ですが、一士官にすぎないグレミーが挙兵するからにはザビ家の血筋であるという政治的な面だけじゃなく、軍事的に強力な後ろ盾が必要で、それができるのは…というとアナハイムくらいですよね。
連邦軍はハマーンとグレミーの戦いで漁夫の利を狙っていましたが、エゥーゴはブライトと正規の乗組員で運用されたネェル・アーガマと、今までさんざんニュータイプとおだてて戦わせていたジュドー達を降ろしたガンダムチームで、連邦軍に自社のMSを売り込みたかったのかと。グレミーが万一ハマーンに勝利して、連邦の漁夫の利作戦をしのいでも、アナハイムが関与していたら第二次ネオ・ジオン抗争のように両軍にパイプが持てますからね。
グレミーは個人的に好きなキャラクターなのですが、ネオ・ジオンはオウギュストや3D隊のように出世欲の強い野心家が多いような気がします。内部分裂ばかりしているガンダムの敵勢力ですし、グレミーも権力の座についてもいずれ誰かに討たれてしまうかもしれませんね。
2017/03/02 (木) 02:24:50 | URL | hakugeki #-[ 編集 ]
まぁ野心家でないとハマーンを裏切ろうという誘いには乗ってくれなかったのかなという気はします。
ジオンって基本的に支配者=ザビ家という認識があって、自分がそれに取って代わろうという人はなかなかいなかった(いても粛正されてた)でしょうしね。
グレミーがザビ家の血統としては頼りなさそうに見えたのも、こいつに乗った方が自分の意見が通りやすそうだと思った部分もあったのかなと思います。
2017/03/19 (日) 22:08:30 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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